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【コーヒー豆による違いは?!】コーヒー豆の品種とは?代表的な品種一覧

こんにちはミズキです

本ブログを見て頂きありがとうございます。

 

私たちが普段飲んでいるコーヒーの味や香りは、生産地・精製方法・焙煎度合い・豆の品質などなど、様々な要因によって変化します。
しかし、根本的な違いというのは、コーヒー豆の品種から始まっています。

■この記事では■
  • コーヒー豆2大品種とは
  • 代表的な品種たちをピックアップ

について紹介していきます。
コーヒーの良さの決め手の一つである、コーヒーの品種を一通り知ることができます。

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コーヒー豆の2大原種

コーヒー豆は「コーヒーノキ」という名の植物です。
お米のインディカ米とジャポニカ米などの品種があるように、コーヒーノキにも風味や特徴が異なる品種があります。
大きく分けると「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2種類に分かれます。
西アフリカ原産の「リベリカ種」と合わせてコーヒーの三原種と呼ばれているが、全生産量の1%未満にすぎない希少性の高い品種です。
そのほとんどはヨーロッパと生産国内での消費で、日本において輸入されることはほぼなく、目にすることが極めて厳しい品種です。

 

コーヒー栽培の中で様々な交配、変異を経て品種が誕生しています。

またまたお米で例えると、「コシヒカリ」や「あきたこまち」のようなものです。
コーヒーノキはワイン造りのブドウと異なり、クローンを残すことを原則行わない為、余程古いコーヒーノキでない限り純粋種は存在していないと言われています。

それほど、突然変異や品種改良が進んでいるということです。

コーヒー生産の主流「アラビカ種」

正式名称を「コフィア・アラビカ」といいます。
コーヒーを代表する品種でコーヒー豆生産の70%をアラビカ種が占めています。アフリカのエチオピア原産でイエメンで広まった品種です。
アフリカや中南米を中心に栽培されており、一部は高級品として取引されることもあるのが、アラビカ種です。

 

アラビカ種の豆で淹れたコーヒーは酸味が強く、花のような甘い香り(フローラル)が特徴です。
広く多く栽培されていますが、アラビカ種は病気に弱く気候によって左右されやすいため、栽培のための品種改良が進んでいます。

近年生産量が増えている「ロブスタ種」

正式名称を「コフィア・カネフォラ」、カネフォラ種とも呼ばれています。

アフリカのコンゴ原産で、ジャワ島で栽培され広まった品種です。

アラビカ種と違い、病気に強い品種であり、栽培条件が厳しくなく成長が速く高収量が強みです。

しかし、品質においてはアラビカ種に劣り、カフェイン量が多く、酸味が無く苦みと渋みが強い

価格が安価なことから、主にインスタントコーヒー用やブレンドコーヒー用などで使われています。

近年インスタントコーヒーやブレンドコーヒーの需要が増えたことで

かつてはコーヒー豆生産量20%ほどでしたが、現在では40%ほどに拡大されてます。

アラビカ種の種類

原産地エチオピアから世界中のコーヒー生産国で栽培されているアラビカ種です。

その過程で突然変異や品種改良が進み栽培品種が多岐にわたります。

下記の図にアラビカ種の大まかな図です。

この中から、アラビカ種の代表的な栽培品種を紹介していきます。

ティピカ種(Typica)

名前の由来は「典型的な」「標準的な」という意味のスペイン語

中南米に移入されたアラビカ種が起源で、アラビカ種の派生形の中でもっとも古い品種です。

香りが強く上品な酸味と甘味で、なめらかな感触が特徴です。

ただ、ティピカ種は一本あたりに採取できる豆の量が少ない(生産性が低い)ため、品種改良の対象となっていました。
そのため、100%ティピカ種で生産していたコロンビアが1967年以降生産性重視でティピカ種以外の品種を多く栽培するようになりました。

ブルボン種(Bourbon

インド洋に浮かぶフランス領であったブルボン島(現:レユニオン島)で突然変異種として見つかった品種です。

その後、ブラジルに運ばれ、中南米で多く栽培されました。今ではブラジル産コーヒーの原型にもなりました。

ブルボン種は果実が丸く、フローラルな香りで、後味まで続く甘味を強く持つのが特徴です。

ティピカ種同様に生産量の安定性に欠けますが、ブルボン種をベースに様々な変異種や交配種が育てられています。

エチオピア原種(在来種)

ときどき品種名に「在来種」もしくは「エチオピア在来種」と記載されていることもあります。

在来種とは品種改良前のの品種のことです。

コーヒー発祥の地エチオピアでは、数千種類のコーヒーノキが自生していると言われているため、数千種類の品種を限定するのは、困難とされています。

スマトラ

インドネシアスマトラ島で発見されたのが由来。

インドネシアの代表銘柄「マンデリン」に使われる品種です。

豆が大きく生産性も高いのが特徴で、スマトラ式という他地域とは変わった精製方法を行います。

味わいは重厚感のあるコクと苦み、独特の風味が特徴です。

ゲイシャ種(Geisha)

名前の由来は、エチオピア西部にある町の名前「geisha」から。

アラビカ種の一種で、アラビカ種の突然変異によって生まれたとされ、原種に近い状態のコーヒー豆とされています。

病気に弱く、収穫量も少ない、樹高が4M近くあるといった栽培が難しいコーヒー豆として、長らく生産には不向きとされていました。

そんな中、2004年に「パナマエスメラルダ農園」がコーヒーの国際品評会に出したゲイシャ種のコーヒー豆が、当時の世界最高値で落札されたことで、

ゲイシャショック」と言われるほど、近年最も話題を集めている高級品種です。

ゲイシャ種はオレンジやグレープフルーツのようなフレッシュな酸味蜂蜜やチョコレートのような濃厚な甘み、フローラルな香りが特徴です。

カトゥーラ種(Caturra)

名前の由来は「小さい」という意味のボリビア先住民族語。「カツーラ」とも呼ばれることもあります。

ブラジルで発見されたブルボン種が突然変異した品種。

ただ、ブラジルの気候には適さず、隣国のコロンビアに伝わり中米まで広まりました。

カトゥーラ種は樹木が低く、ブルボン種より1.5倍多く作付けできるのが特徴。
味わいは、高品質で豊かな酸味と独特の渋みが特徴です。

ムンド・ノーボ(Mundo Novo)

名前の由来は「新世界」という意味

ブラジルにおいて、ブルボン種とティピカ種の自然交配によって生まれた品種です。

ブラジルの主力品種の一つで、病虫害に強く比較的収穫量が多いのが特徴。

味わいは、比較的甘味・酸味のバランスがよく調和の取れた味を持つと言われています。

SL28

ケニアのコーヒー研究所であるスコットランド・ラボラトリー(SL)が生産性や品質が高い種子のみを厳選し栽培され生まれたエリートたちが選抜種です。

SL28は、鮮やかな酸味としっかりとしたコクがあり、カシスのようなフルーティな風味を持つことが特徴な味わいです。

SL34

先に紹介したSL28同様にスコットランド・ラボラトリー(SL)が繁殖された品種です。

SL34は、優しい苦味と強い酸味とコクのバランスがよく、非常に果実味のあるフレーバーが特徴です。

ただし、カップに注いだ時の風味はSL28には劣るとされています。

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まとめ

2大原種といわれる「アラビカ種」と「ロブスタ種」にわかれます。

わたしたちが普段飲むコーヒーはほぼ全てアラビカ種です。

今回紹介した品種以外にも、数多く存在します。

今後も研究が進む中で新たな品種が誕生したり、「ゲイシャ種」のように原種の中から評価される品種も出てくるかと思います。

コーヒーの味わいや風味は品種だけでなく、生産地や焙煎度などでも違いがでます。

↓こちらの記事で生産地や焙煎度について紹介してます。↓

mizuki-2022.hatenablog.com

同じ生産地で違う品種で飲み比べたり、違う生産地で同じ品種で飲み比べたりと品種を知るだけコーヒーの楽しみ方が広がります。

コーヒー専門店で購入する場合、品種はパッケージに記載されているので、是非コーヒー選びの参考にしてみてください。

それでも、自分好みのコーヒーがわからない、不安な方はこちらの無料でできるコーヒー診断がオススメです。

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↓『PostCoffee』の詳しい内容はこちらから↓

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ここまでご愛読ありがとうございました。